人気の記事


「ストレングス・ファインダー」で分かる「戦略的思考力」の領域って何?

2024年11月12日

「ストレングス・ファインダー」は、「才能診断」ツールです。

34の資質(才能のもと)のうち、あなたがもっている資質が、上から順番に表示されます。

今回は、「ストレングス・ファインダー」で明らかになる4つの領域のうち、「戦略的思考力」の領域と、それに含まれる「8の資質」についてお伝えします。

 

「ストレングス・ファインダー」で分かる「戦略的思考力」の領域とは?

 

「ストレングス・ファインダー」で明らかになる34の資質は、その特徴から、大きく4つの領域(分野)に分かれています。

 

「戦略的思考力」の領域には、「さまざまな情報を取り入れて分析し、より適切な判断をくだして、成果を出す」という特徴をもつ資質(才能のもと)が含まれています。

情報を集めて、考えをめぐらし、次に打つ手を選ぶということが得意なんですね。

 

「戦略的思考力」の領域に含まれている資質

「戦略的思考力」の領域に含まれている「8の資質」について説明していきます。

「強み」となるような特徴についてお伝えする一方で、「裏目に出てしまうとき」についても、お伝えします。

何事も、「良いこと」ばかりではなく、「良いこと」もいき過ぎたり、状況とのミスマッチがあったりすると…。

裏目に出てしまい、好ましくない状態になることがあるんです。

学習欲

新しい事実、スキル、知識を学ぶことが好きで、常に向上することを望んでいるという資質です。

学んで結果を出すことよりも、何かを学習しているプロセスにトキメキを感じます。

いつも新しいことを学んだり、習ったりすることに、目を輝かせているというイメージです。

一方、学ぶこと(インプット)ばかりで、人に伝えること(アウトプット)をしないと宝の持ちぐされになってしまうといった面もあります。

原点思考

過去に起きたことをふり返り、そこから必要なことを学ぶという資質です。

過去の出来事から学んだことで、現状を理解し、今後の計画を立てることが得意です。

過去の過ちはくり返さない、堅実なイメージです。

一方、初対面の人や新しい状況に直面すると、慣れるまでに時間がかかる、過去に起きたことにこだわってしまうといった面もあります。

収集心

興味のひかれるものを、熱心に集めていくという資質です。

集める対象は、形のある物だけでなく、情報、アイディア、人間関係も含まれることがあります。

好奇心に満ちあふれたコレクターというイメージです。

一方、インプット(集める)ばかりで、アウトプット(集めたものを人と共有する、情報から得た知識をいかして行動する)がないと、せっかく集めたものがムダになるといった面もあります。

戦略性

目的を達成するための方法をあれこれと考え、一番いいやり方を見つけ出すという資質です。

「もし、~なら?」とくり返し自分に問いかけて、あらゆるパターンを想定した中から、これから起こりそうな問題点をつぶしていきます。

作戦をじっくりと練り上げる戦略家というイメージです。

一方、いいアイディアを選び出すまで時間がかかる、いつも何か違うことを試さなければ気が済まないといった面もあります。

着想

新しいアイディアを考え出すという資質です。

ほかの人が見逃していることに気づき、新しい発見としてお披露目することにワクワクします。

今までだれも思いつかなかったことが、頭の中にひらめく天才肌というイメージです。

一方、アイディアが非現実的だったり、突飛だったりして、周りの人に理解してもらえない、変化に乏しいと飽きてしまうといった面もあります。

内省

関心のある事柄について、自問自答しながら考えを深めていくという資質です。

一人でじっくりと考えることや、人と知的な議論をかわすことが大好き。

まさに、考える人というイメージです。

一方、一人で考えることを好むのでよそよそしい感じがする、ブレインストーミングのように次々とアイディアを出すことは苦手といった面もあります。

分析思考

データや事実の積み重ねから、パターンと因果関係を探し出すという資質です。

データを分析する、規則性を発見する、アイディアを整理することが得意。

論理的でクールなイメージです。

一方、あいまいな考えをもつ相手を追いつめてしまう、きちんと分析することにこだわると期限や次の行動がおろそかになるといった面もあります。

未来志向

未来にできることを想像するとモチベーションが上がるという資質です。

未来のビジョンについて語ることで、周りの人にもエネルギーを与えます。

「もし、~だったら、どんなにすばらしいだろう」と考えるドリーマーのイメージです。

一方、実行力に乏しい場合は、空想や妄想にとどまってしまう、具体的に話さないと将来のビジョンを周囲の人に理解してもらえないといった面もあります。

 

※この記事は、以下の書籍の記述をもとに、私が勝手にまとめたものです。ご了承ください。
トム・ラス(著)、古屋博子(訳)(2017)「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版ストレングス・ファインダー2.0」日本経済新聞出版 

ちなみに、最新版は、こちら。
ジム・クリフトン、ギャラップ(著)、古屋博子(訳)(2023)「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版ストレングス・ファインダー2.0」日本経済新聞出版

 

いかがでしたか?

今回は、「ストレングス・ファインダー」で明らかになる34の資質のうち、「戦略的思考力」の領域(分野)に含まれる、9の資質(才能のもと)についてお伝えしました。

あなたに当てはまる資質があったら、裏目に出ていないかチェックしつつ、「強み」に育ててくださいね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

新着記事のお知らせを配信しています。フォローしてくださいね!