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ネガティブな感情はあることを認めて寄り添うとおさまっていく

2024年10月7日

ネガティブな感情が噴き出し、地獄の業火で焼き尽くされるようなツライ思いを重ねてきた私。

試行錯誤の末、ようやく気づきました。

ガティブな感情は、あることを認めて、寄り添うと、おさまっていく、ということに。

今回は、「ネガティブな感情」への「寄りそいかた」について、お伝えします。

 

「感情」をおさえこむと、命が危険にさらされる?

 

ネガティブな感情に振り回されて、ツラくてかなわない。

 

私は、「感情に起伏のない、穏やかな人間になりたい」と願っていました。

ですが、「ネガティブな感情」は、大切な役割をもっているので、なくすことはできません。

 

たとえば、原始時代に、狩りをしているとき。

恐ろしいケモノに出あい、「怖い!(ネガティブな感情)」と感じる。
  ↓
身体が、戦闘状態にはいり、闘う、あるいは、逃げる準備をする。
  ↓
ケモノと闘う、あるいは、ケモノから逃げる。
  ↓
命を守ることができる。

 

「ネガティブな感情」は、「警告」のサインとなり、身体に次の行動をとる準備をさせるのです。

つまり、「ネガティブな感情」をなくすことは、命が危険にさらされることに、つながります。

そのため、「ネガティブな感情」をなくそうとする、あるいは、おさえこもうとすると、ものすごい反発をくらうのです。

 

文明は、めざましく進化をしたのですが、身体のしくみは、まだ、原始時代と変わらないのでしょうね。

 

「感情」をやわらげる

 

嫌な気持ちが、何時間も、何日も続いて、ツラくてやりきれない。

 

そんなあなたは、「ネガティブな感情」に、寄りそってみるといいかもしれません。

ただし、「ネガティブな感情」に寄りそう前に、「ネガティブな感情」を、少しやわらげておくことが得策です。

そうでないと、「ネガティブな感情」に振り回されてしまいますからね。

 

「ネガティブな感情」をやわらげる方法は簡単です。

目を閉じて、深呼吸をするだけ。

一人になれる、静かな場所のほうが、望ましいです。

目を閉じて、ゆっくり深呼吸をするだけで、「ネガティブな感情」が、静かになっていきます。

 

「ネガティブな感情」は、「警告」の役割を果たすので、身体が次の行動に備えて、準備を始めます。

心臓の鼓動が速くなり、呼吸が浅く速くなり、目の瞳孔が小さくなり、手や足に汗をかき……。

 

身体が戦闘状態にはいったときでも、唯一、人が操作できるのが、「呼吸」です。

ゆっくりと呼吸をすることで、身体に「危険はなくなったのね~」と、思わせることができます。

 

「感情」に寄りそう

 

深呼吸をして、「ネガティブな感情」が、少しやわらいでから。

私は、次の「5ステップ」で、「感情」に寄りそっています。

 

たとえば、職場でミスをしたとき。

①ネガティブな「感情」に、ピッタリくる名前をつける。

  • ガッカリした。

②ネガティブな「感情」に、声をかけ、あること(存在)を認める。

  • ガッカリしたんだね。

ネガティブな「感情」に、寄り添うような言葉をかける。

  • ミスをしたら、ガッカリするのは、当然だよ。
  • より良くありたいと願っているからこそ、うまくいかないと、ガッカリしちゃうよね。

④ネガティブな「感情」を、解放する。

  • 悲しい感情を感じ、涙がこぼれるままにする。

⑤ネガティブな「感情」を、励ますような言葉をかける。

  • なんとかなる。
  • なるようになる。

 

「怒り」は、実は、氷山の一角のようなもの。

「怒り」の下には、悲しみ、寂しさ、怖さなど、「もの悲しい感情」があふれています。

危険に出あったとき、最初に起こるのは、実は、「もの悲しい感情」です。

 

そして、身体が戦闘状態にはいり、「闘う」ことを選んだときに、生まれるのが「怒り」

「怒り」は、二番目に生まれる感情なのです。

 

「感情」に寄りそうときは、最初に生まれた「感情」、つまり、「もの悲しい感情」を取りあげるほうが、効果が高いです。

ただ、すぐに「もの悲しい感情」が現れない場合。

 

まずは、「怒り」に寄りそい、「もの悲しい感情」が出てくるのを、待ちます。

 

「感情」に寄りそうことは、ハイリスク・ハイリターン

 

「感情」に寄りそい、十分に味わうと、ネガティブな感情は薄まり、おさまっていきます。

 

ところが、一人で「感情」に寄りそうことは、なかなか難しい

特に、寄りそうことが必要な「感情」ほど、とっても手強いのです。

つまり、「感情」に寄りそうことは、ハイリスク・ハイリターン

 

「感情」を扱うというのは、たとえて言うなら、野生の動物を飼いならすような感じです。

人によっては、野生とはいえ、かわいい動物の特性をもっている人もいるでしょうが…。

私の場合は、野生の猛獣

へたに近づくと、大ケガをします。

 

※感情を一人で扱う時の注意点などは、こちら。

 

 

今回は、自分の感情に寄り添い、おさめていく方法についてお伝えしました。

心理カウンセリングの肝は、感情を扱うことです。

私は、お風呂に入りながら、自分の感情に寄り添っています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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