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身体の声を聞いたら痛みの原因が明らかになった!?

自己探究オタクの私は、自分の悩み事をメインに自己探究を重ねています。

ですが、ときには、違うことにも取り組んでみたい。

そこで、身体の痛みに意識を向け、身体の声を聞いてみたところ、痛みの原因、そして、私自身の在り様が明らかになったではありませんか。

常識人の方々は眉をひそめそうな、面白い体験をしたことについて、お伝えします。

 

陣痛の痛みを感じないほどの腹痛

 

お腹が痛い。

 

思えば、私が大学生のころから、苦しんできた症状です。

お腹の左側がさしこむように痛みます。

ひどいときは、あまりの痛みに、うずくまったまま、動けません。

あまりにもひどいので、病院で診てもらったこともあるのですが、「異常なし」でした。

 

この腹痛が、かなりの痛みであることに気づいたのは、息子を出産したときのこと。

「陣痛は、あり得ないほど痛い」

そんな風に聞いていた私は、覚悟を決めていたのですが、陣痛らしきものが始まっても、そんなに痛くないのです。

 

徐々に痛くなってきても、私が体験してきた腹痛程度の痛みに過ぎない。

「この程度の痛みは、よくあることだし、陣痛とは違うでしょう」

「あり得ない痛み」になるまで自宅で待っているうちに、数回吐いてしまいました。

 

見かねた夫が私を病院へ連れていくと、私の状態を見た看護師さんが、ビックリ仰天。

「こんな状態になるまで、よく我慢できましたね」

病院へ着くと、すぐに出産、となりました。

 

え?

陣痛って、いつもの腹痛程度の痛みだったわ。

ということは、私の腹痛は、あり得ないほど痛いのか。

 

陣痛の痛みを感じさせないほどの腹痛だったのです。

 

腹痛の声を聞いてみる

 

この腹痛の声を聞いてみたら、どうなるだろう。

 

好奇心から、そう思った私は、「ハコミセラピー」のセッションで、腹痛を取り上げてみることにしました。

 

「ハコミセラピー」とは、「マインドフルネス」をベースに、心と身体の両方に働きかけるセラピーです。

私は、2015年の夏から、日本ハコミ・エデュケーション・ネットワーク(JHEN)で、「ハコミセラピー」を学んでいます。

「ハコミセラピー」の手法を用いて、自己探究を重ねてきた結果、随分と生きやすくなってきたんですよ。

 

JHENでは、仲間同士が集まって、勉強会も行っています。

その勉強会のときに、軽い腹痛が出ていたので、試しに扱ってみることにしたのです。

 

大学生の頃から、かなりひどい腹痛に悩まされており、陣痛なみに痛い。

ここ数年は、ひどくなる前に痛み止めを飲んでしのいでいる。

「ハコミセラピー」のセッションで、腹痛の声を聞いて、原因が分かると面白い。

 

クライエント役の私が、そんな風に話をすると。

セラピスト役の人が、お腹の痛みに意識を向けるよう語りかけてきます。

 

私は、ゆっくりと深呼吸をして、目をつぶり、「今、この瞬間」に起きていることに意識を向けていくという「マインドフルネス」の状態に。

「マインドフルネス」の状態が深まったら、お腹の痛みに意識を向けていきます。

 

腹痛の声を聞いたら原因が明らかになった

 

座ったままだと、お腹の痛みに意識が向けづらかったのですが。

畳の上に仰向けになると、痛みを感じやすくなりました。

 

「マインドフルネス」の状態のまま、お腹の痛みに意識を向けていくと。

心臓の鼓動に合わせて、ズキズキと痛む。

傷みの中心に、ピンポン玉大の固いカタマリがある。

 

お腹の痛みに意識が注がれたところで、セラピスト役の人が声をかけてくれます。

 

お腹の痛みさん。

あなたは、大学生のころから、そこにいるみたいね。

あなたが痛くなるのは、どうしてかな?

 

すると、お腹から答えが返ってきました。

 

頭に血がのぼっているせいだよ。

 

思いがけない答えに、私自身がビックリ!

でも、的を射ているというか、納得してしまう答え。

 

お腹の痛みは、さらにメッセージを送ってきます。

 

頭を中心に、心臓や肺にばかり血がめぐって、それ以外のところは、血がめぐってこない。

だから、手も、背中も、お腹も、足も、血が不足して苦しくなるんだよ。

それで、ここ(お腹)から痛みを発して、「血が足りてないよ~」と知らせているんだ。

 

お腹の訴えを聞くと、なんだか、申し訳なくなってきて。

それで、お腹の痛みに、私が語りかけてみました。

 

私が、いろいろ思い悩むせいで、頭に血がのぼっちゃうんだね。

悩み事があると、胸やのどが苦しくなるから意識するけど。

それ以外の身体の部分は、たしかに意識の外にいってるわ。

今まで苦しい思いをさせてごめんね。

これからは、君たちにも、血がめぐるよう気をつけるよ。

 

お腹の痛みは「分かってくれれば、いいよ」と答えます。

いいヤツです。

 

セラピスト役の人が、両手でお腹や両足を優しくさすってくれ、「あなたたちにも、血がめぐっていくよ」と声をかけてくれました。

心理カウンセリングだと、身体にさわることをタブーとしているものが多いのですが、「ハコミセラピー」は、身体にふれることで、気づきや癒しを促進してくれるんです。

 

最終的に、私は、血液が身体全体をめぐるイメージにひたります。

身体全体が1つになる感じを味わうと、気持ちも落ち着き、心地よくなりました。

 

身体の声から自分の在り様に気づく

 

お腹の痛みからのメッセージは、本当の原因であるかどうかは、微妙なところです。

常識人の方々は、私の体験に、眉をひそめるでしょうね。

 

ですが、「頭に血がのぼっている」という表現は、言い得て妙!!

 

自責の念が頭の中でグルグル回って、つらくなる。

成果を出したいと焦り、がむしゃらに取り組む。

過去のことを思い悩み、未来のことを心配する。

 

いずれにしても、頭に血がのぼっていて、身体をおろそかにしている。

「今ここ」に生きていない。

 

自分になじみのある痛みというのは、自分の在り様を浮き彫りにしているんですね。

 

初めて身体の感覚に意識を向けたときに、とても不快な体験をしたことにも、納得がいきます。

吐き気とともに、両腕が両肩から切り落とされ、身体が前方に一回転する感覚が襲ってきましたから。

あのときも、身体が、「これまで、私たちのことをないがしろにし過ぎてますよ」と警告してきたのでしょう。

 

全身に血をめぐらせることは、「今ここ」を感じながら、ゆっくりと身体全体を感じること。

そうした時間を日常生活の中でもつことが、身体と心の健康にとって大切であること。

 

そうしたことを、改めて感じた次第です。

 

※身体の感覚を初めて感じたときに不快な体験をしたことについては、こちら。

 

 

今回は、お腹の痛みに意識を向けたら、痛みの原因が明らかになったことについて、お伝えしました。

「ハコミセラピー」は、「マインドフルネス」を用いることで、顕在意識が低下していき、無意識にひそんでいることが立ち現れてきます。

無意識にひそんでいる知恵の面白さ、賢さには、計り知れないものがあるんですね。

「ハコミセラピー」は、悩みの解決だけでなく、自分を知り、自分と仲良くなるためのツールとしても使えると、認識を新たにしました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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