頭の中を静かにすると気持ちが軽くなる
どうしようもなく苦しくて、ときには、生きていることさえ、ツライ。
そんなツライときに、少しでも気持ちを楽にできる簡単な方法があったらいいのに…。
今回は、度々、ツライ心境におちいってきた私が、試行錯誤の末にたどり着いた、「気持ちが軽くなる方法」についてお伝えします。
「気持ちが軽くなる方法」とは?
ツライときは、嫌なことをひたすら思い出しています。
たとえば、仕事で失敗をした、家族とケンカをした、大切なものを失くした…。
そして、嫌なことがあった場面を、ありありと思い出して、相手をのろったり、自分を責めたりしています。
そんなツラいときに、気持ちが軽くなる方法とは、ずばり、「嫌なことを考えない」ということ。
ええ~っ、そんな簡単なことを、わざわざ書くなんて、バカじゃないって、思っちゃいますよね。
でも、簡単なことって、いざ、やろうとすると、とっても難しいんです。
たとえば、「今、嫌なことを考えないでください」と言われたら、どうでしょう。
「嫌なことか。考えちゃいけないんだよね・・・。
・・・でも、この間、職場で同僚からイヤミを言われたなあ。
本当に嫌なヤツだな、アイツ」、なんて思ったのでは…。
そうです。
「嫌なことを考えない」と思うと、「嫌なこと」というフレーズで頭が働き出し、「嫌なこと」をしっかり考えてしまいます。
そのため、「嫌なことを考える」という代わりに、別なことに熱中して「頭を空っぽにする」か、「別なことを考える」のです。
頭の中を静かにする
シンドイ気持ちになったときに、「頭を空っぽにする」ということは、多くの人が、「ストレス解消法」として、自然にやっています。
たとえば、気持ちがクサクサしているときに、
- 音楽を聞く。
- テレビや動画を見る。
- 本やマンガを読む。
- 趣味を楽しむ。
- 掃除や料理をする。
- 運動をする。
「嫌なことを考える」代わりに、「別なこと」をして、頭を空っぽにしているのです。
ところが、「別なこと」に取り組んでいても、気持ちが晴れないときってありますよね。
実は、「別なこと」を楽しもうとしているときに、「嫌なこと」がふっと頭をよぎっているのです。
特に、ショックなことがあった、気になることがある、というとき。
「別なこと」をしていても、「嫌なこと」がムクムクと浮かび上がってきます。
「嫌なこと」をくり返し考えてしまい、ツラくて仕方がない。
そんなツライ思いを抱えているあなたにおススメなのが、「別なことを考える」を意図的にやるということ。
私が実践しているのは、「唱える言葉を決めておき、ツラくなったら、その言葉をひたすらに唱える」という方法です。
言葉を唱えるだけなので、いつでも、どこでもできます。
声に出して唱えるほうが効果的ですが、心の中で言葉をくり返すだけでも違います。
「唱える言葉」で頭の中をいっぱいにして、「嫌なこと」がはびこる余地をなくすと、頭の中が静かになります。
お気に入りの言葉を唱える
ツライときに唱える「お気に入りの言葉」を見つけましょう。
ポジティブな言葉がおススメです。
たとえば、
- 元気が出るような曲の歌詞。
- 心が明るくなる詩のフレーズ。
- 偉い人や有名な人が言っていた言葉。
ただ、簡単な言葉だと、慣れが生じて、言葉を唱えながら、ふっと「嫌なこと」を思い出してしまいます。
自転車に乗りながら、考え事ができてしまうのと同じメカニズム。
なので、ちょっと唱えるのが面倒くさいぐらいの言葉がいいです。
そして、言葉を唱えるときは、あまりメロディや抑揚をつけずに、淡々と、でも、丁寧に唱えていきます。
頭の中が、「唱えている言葉」でいっぱいになると、「嫌なこと」を考える余地がなくなり、心が穏やかに!
ちなみに、私の一番のお気に入りは、「慈悲の瞑想」です。
何冊かの本で紹介されているのを読み、興味を持ちました。
※「週40時間の自由をつくる超時間術」(2018) DaiGo 実務教育出版
※「症状改善率98%のカリスマ心理カウンセラーが明かす パニック障害の不安がスーッと消え去る17の方法」(2018) 弥永英晃 大和出版
以前は、「ありがとう。愛している」といった簡単な言葉を唱えていました。
でも、次第に慣れてきて、言葉を唱えながら、「嫌なこと」が浮かぶように……。
とはいえ、これは、3年ぐらい実践していたんですよ。
次に、斎藤一人さんの「幸せ言葉」を唱えてみたのですが、これも、同じ結果に。
2週間ぐらいは唱えていたのですが、「慈悲の瞑想」を知ってからは、やめてしまいました。
一応、「幸せ言葉」を書いておきますね。
- 愛してる
- 嬉しい
- 楽しい
- 幸せ
- ついてる
- 感謝します
- 許します
- ありがとう
本格派をねらいたいなら、お経を唱えるのもアリです。
※「慈悲の瞑想」に興味のある方は、こちらもどうぞ!
いかがでしたか。
今回は、「頭の中を静かにすると気持ちが軽くなる」ということについて、お伝えしました。
ツラくなったときには、「お気に入り」の言葉を丁寧に唱えて、頭から「嫌なこと」を追い出しましょう。
気持ちがふわっと軽くなっていくので、試していただけるとうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。